醜い存在

バカだよな

誰かに手を差し伸べるような綺麗な手をしてないくせに

誰かが悩んでると手を出したくなる

そこにはきっと、優しさなんてないんだと思う

ただ俺は、誰かに必要とされたくて

誰かに求められたくて

何か自分に出来る事はないんだろうかと探してしまう


結局は、自分の存在意義を誰かに求めてるだけなんだ

ある鳥の話

籠の中に入れられていた鳥は思いました。

「空を自由に飛んでいる鳥はいいな」と。

籠の中の鳥は、大きな空と自由に憧れました。


この籠から出て、いつか自由に―――――


籠の中の鳥は願いが叶い、籠から出る事ができました。

しかし、ずっと飼いならされていた鳥は

生きていく術を知りませんでした。

ずっと恋焦がれていた自由

それは確実にその鳥の首を絞めていく鎖となりました。

籠の中で憧れた、自由と言う名のシアワセ

籠の中にいた時には気付かなかったシアワセ


それから鳥は鳥篭を求める鳥となりました。

「日常」と「非日常」

私はまた「日常」に戻ってきた

本当に短かった「非日常」

「日常」に戻ったとたん


心が冷えていくのを感じる


私にとっての「日常」は

みんなにとっての「非日常」で

みんなにとっての「日常」は

私にとっての「非日常」


私は「非日常」を求めると同時に「日常」を欲している


さぁ、私が真に欲しているものは何でしょう？

turue or false?

私のこの気持ち、想い、願い、表情、言葉


これは本物？

それとも、偽物―――――？


時々ふと感じる違和感

あの時のあの気持ちは、想いは、願いは、表情は、言葉は


私の心からのものだったのだろうか？


前のことを穿り出して、そんな事を思うなんて

どうかしてる

それでも、何故だかいきなりその疑問は湧きあがる

「あれって本当だったのかな？」と

なんて無責任なワタシ

なんて、曖昧なワタシ


ワタシという、伽藍の世界から生まれ出るモノは

確かに存在した

でも、その世界を彷徨ううちに、曖昧なものへと変わっていった

これは、本物？

それとも――――――偽物？

ムジュンの願い

手の届かない遠い光を求め続け

光の届かないような闇を夢見てる

矛盾した２つの願い

決して交わることのない関係のはずなのに


私を通して今、交わった―――――


手の届かない遠い光

光の届かないような闇

あなたなら、どちらを望み欲しますか？