月灯りの下
闇の世界に差し込む光を追い求めて
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隔たり
ひと
世界は自分たちと大きくかけ離れた者を排除しようとする。
か ら
それは自分の世界を守るための手段。
その人たちは"正常者"なのだ。
ひと
そして世界から排除された者たちが"異常者"。
"異常者"は、自分が"異常者"だとは気付かない。
か ら
自分の世界が当たり前だったのだから。
だから自分が"異常"だと気付いてしまった"異常者"は、"正常"な世界では生きられない。
生きてはいても、死んでいる。
生きている心地なんて、しない。
いろ
世界に彩を感じないのだから。
いろ
"異常者"は"異常"な世界にいて初めて、彩を感じ、生きていると感じる。
"正常"な世界の視点とは少し違う、いつもとは全く違った世界。
そんな危なっかしい世界でしか、"異常者"は生きていけない。
せ い
そんな世界でしか、快楽を感じないのだから。
だから"異常者"たちは"異界"を求める。
いばしょ
自分の世界を欲して、
しあわせ
自分の快 楽を欲して、
せい
自分の命を感じたくて、
いじょうなせかい
自ら"危ない橋"を渡るのだ。
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僕も好きだよ
かけられたことのない、気持ちの篭った言葉
声で聞かなくてもわかったよ
気持ちが込められている事が
本当に、僕のことを想って言ってくれた言葉だという事が
だからこそ、僕はその言葉に戸惑った
真っ直ぐで暖かくて眩しい
僕の心に広がっていくのに、何故かそれに不安を抱いた
この不安は何だろう ?
嬉しい、はずなのに……
どうして、こんなに戸惑ってしまうのだろうか?
声で聞かなくてもわかったよ
気持ちが込められている事が
本当に、僕のことを想って言ってくれた言葉だという事が
だからこそ、僕はその言葉に戸惑った
真っ直ぐで暖かくて眩しい
僕の心に広がっていくのに、何故かそれに不安を抱いた
この不安は何だろう
嬉しい、はずなのに……
どうして、こんなに戸惑ってしまうのだろうか?
裏切り
楽しい時間になると思ってた。
「な、んで……何でだよ……ッ」
『………』
なのに、なんで、
「どうして……ッ」
『………』
どうしてだよ、
「ちくしょうッ、何で……何でこんなことにッ」
『………』
俺を、俺の隣で、冷めた瞳で見つめる俺の友人。
なあ、答えてくれよ……!
何で、
何で、
「何で裏切ったんだよォ……ッ!!」
『……"何で"?』
そいつは冷め切った瞳のまま、俺を見つめたまま、
『当たり前だろ』
感情の篭ってない声で、
『だってこれ、そういうゲームじゃねェか』
俺に吐き捨てた。
『それに、お前"裏切る"って意味わかって使ってるか?対戦ゲームで相手倒して、なーにが"裏切り"だ』
「だってお前!ゲーム初めてだって言ったじゃん!!ゲーマーの俺の方が普通勝つじゃん!!何でお前フツーに勝ってんだよ!!」
『よくわかんねェけど、現実世界を反映てんじゃねェの?』
「するかァッ!!つうか、何それ!俺の方がお前に劣ってると!?ああその通りだよ!ある意味お前に勝てる気なんてしねぇし勝てる奴もそうそういないと思うよ俺は!!」
そう、俺は友人を自宅に呼んでテレビゲーム中。
驚いたことに、こいつ高校生のくせにゲームしたことがないんだとか。
だからこの俺が!いつも勉強教えてもらってる俺が!こいつに教えてやろうと思って誘った。
のにだ、操作方法を教えてやっただけで俺をあっさりKO。
テレビ画面には俺の負けを示す文字がピカピカと点滅を繰り返している。
いやね?普通さ、俺が勝たない?
だって俺、自慢じゃないけど、もしテストがゲームだったら100点満点取って学年1位の自信がある。
なのに、なのに……ッ
「何で負けたーッ!!?これは、」
裏切りだーッ!!
(だから、"裏切り"じゃねェだろ、これは)
「な、んで……何でだよ……ッ」
『………』
なのに、なんで、
「どうして……ッ」
『………』
どうしてだよ、
「ちくしょうッ、何で……何でこんなことにッ」
『………』
俺を、俺の隣で、冷めた瞳で見つめる俺の友人。
なあ、答えてくれよ……!
何で、
何で、
「何で裏切ったんだよォ……ッ!!」
『……"何で"?』
そいつは冷め切った瞳のまま、俺を見つめたまま、
『当たり前だろ』
感情の篭ってない声で、
『だってこれ、そういうゲームじゃねェか』
俺に吐き捨てた。
『それに、お前"裏切る"って意味わかって使ってるか?対戦ゲームで相手倒して、なーにが"裏切り"だ』
「だってお前!ゲーム初めてだって言ったじゃん!!ゲーマーの俺の方が普通勝つじゃん!!何でお前フツーに勝ってんだよ!!」
『よくわかんねェけど、現実世界を反映てんじゃねェの?』
「するかァッ!!つうか、何それ!俺の方がお前に劣ってると!?ああその通りだよ!ある意味お前に勝てる気なんてしねぇし勝てる奴もそうそういないと思うよ俺は!!」
そう、俺は友人を自宅に呼んでテレビゲーム中。
驚いたことに、こいつ高校生のくせにゲームしたことがないんだとか。
だからこの俺が!いつも勉強教えてもらってる俺が!こいつに教えてやろうと思って誘った。
のにだ、操作方法を教えてやっただけで俺をあっさりKO。
テレビ画面には俺の負けを示す文字がピカピカと点滅を繰り返している。
いやね?普通さ、俺が勝たない?
だって俺、自慢じゃないけど、もしテストがゲームだったら100点満点取って学年1位の自信がある。
なのに、なのに……ッ
「何で負けたーッ!!?これは、」
裏切りだーッ!!
(だから、"裏切り"じゃねェだろ、これは)
螺旋日々
闇は光を飲み込み夜に染まる
闇は闇に飲み込まれ、夜を深くしていく
やがて
闇は光に飲み込まれ、夜は薄らいでいく
光は光を飲み込み、朝を照らしていく
こうして一日は繰り返される
それなのに、同じ日は二度とない
一瞬一瞬を何重にも積み重ね、全く違う日を形成していく
それを知っていながらも、同じ日々の繰り返しに飽き、
全く違う日が来るのを夢見て、
闇が闇に飲み込まれ、夜が深くなる様を見届ける
(そしてまた、光が夜を飲み込むのだ)
闇は闇に飲み込まれ、夜を深くしていく
やがて
闇は光に飲み込まれ、夜は薄らいでいく
光は光を飲み込み、朝を照らしていく
こうして一日は繰り返される
それなのに、同じ日は二度とない
一瞬一瞬を何重にも積み重ね、全く違う日を形成していく
それを知っていながらも、同じ日々の繰り返しに飽き、
全く違う日が来るのを夢見て、
闇が闇に飲み込まれ、夜が深くなる様を見届ける
(そしてまた、光が夜を飲み込むのだ)
上下左右のちがい
上か
下か
左か
右か
どれがいったい正しいのか
どの道を選ぶべきなのか
わからない
でも、見る角度を変えると、見えてくるものもあるんだよ
上下左右なんて上の方から見たときにしか判断できない
その道に垂直に立ってみると、上下左右関係なくて
ただそれは、色んなところに伸びて広がる可能性でしかない
だからどの道を選んだって正解や間違いなんて存在しない
進んでみて、違うと思ったら引き返しておいで
進んできた道を振り返ったら、それも上下左右関係なく
またそこから始まる道なんだから
下か
左か
右か
どれがいったい正しいのか
どの道を選ぶべきなのか
わからない
でも、見る角度を変えると、見えてくるものもあるんだよ
上下左右なんて上の方から見たときにしか判断できない
その道に垂直に立ってみると、上下左右関係なくて
ただそれは、色んなところに伸びて広がる可能性でしかない
だからどの道を選んだって正解や間違いなんて存在しない
進んでみて、違うと思ったら引き返しておいで
進んできた道を振り返ったら、それも上下左右関係なく
またそこから始まる道なんだから
お題02『12/上下左右のちがい』
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