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月灯りの下

闇の世界に差し込む光を追い求めて

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裏切り

楽しい時間になると思ってた。

「な、んで……何でだよ……ッ」
『………』

なのに、なんで、

「どうして……ッ」
『………』

どうしてだよ、

「ちくしょうッ、何で……何でこんなことにッ」
『………』

俺を、俺の隣で、冷めた瞳で見つめる俺の友人。
なあ、答えてくれよ……!
何で、
何で、

「何で裏切ったんだよォ……ッ!!」
『……"何で"?』

そいつは冷め切った瞳のまま、俺を見つめたまま、

『当たり前だろ』

感情の篭ってない声で、


だってこれ、そういうゲームじゃねェか


俺に吐き捨てた。

『それに、お前"裏切る"って意味わかって使ってるか?対戦ゲームで相手倒して、なーにが"裏切り"だ
「だってお前!ゲーム初めてだって言ったじゃん!!ゲーマーの俺の方が普通勝つじゃん!!何でお前フツーに勝ってんだよ!!」
『よくわかんねェけど、現実世界を反映てんじゃねェの?』
するかァッ!!つうか、何それ!俺の方がお前に劣ってると!?ああその通りだよ!ある意味お前に勝てる気なんてしねぇし勝てる奴もそうそういないと思うよ俺は!!


そう、俺は友人を自宅に呼んでテレビゲーム中。
驚いたことに、こいつ高校生のくせにゲームしたことがないんだとか。
だからこの俺が!いつも勉強教えてもらってる俺が!こいつに教えてやろうと思って誘った。
のにだ、操作方法を教えてやっただけで俺をあっさりKO。
テレビ画面には俺の負けを示す文字がピカピカと点滅を繰り返している。

いやね?普通さ、俺が勝たない?
だって俺、自慢じゃないけど、もしテストがゲームだったら100点満点取って学年1位の自信がある。
なのに、なのに……ッ

何で負けたーッ!!?これは、



裏切りだーッ!!
   (だから、"裏切り"じゃねェだろ、これは)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


どうも、毎度読んでいただきありがとうございます!
渡月です。

今回は結構短く出来たんじゃないかな~、と思ってます。
そして何やらギャグが書きたかったで、いつものギャグ担当俺×俺コンビで書いたんですが、
ちゃんとギャグになってるのかなこれ;


2人は高校生という設定に今回今回決めてして、
ゲームしまくりのバカ担当が、ゲーム持ってないクール担当に
珍しく講師役になるが、失敗!という話。
ちなみに僕もゲームは持ってませんでした。
初めてゲームを手にしたのは、今から2年ぐらい前かな?ニンテンドーDSです。

ゲームをしたことはあったんですけどね。
持っている友達の家に遊び行った時にマリオやらせてもらったり、
ダ○エーのゲームコナーに置いてあったポケモンやったりやってました。

マリオはなかなか難しかったですが、ポケモンは結構いってました(笑)
他の子たちもやってるから、ポケモンもレベルが高かったんですねー←

まあ、親が目が悪くなるし、勉強しなくなるから、ということで与えなかったんですが、
ものにもよるんですが、お陰で今更ゲームをもらってもあまり感心示してなかったりします。
でももう今では眼鏡かけてますし、頭だってどっかいっちゃってますけどね(オイ)


ということで、実質ゲームをほとんどしたことがないので、
ゲームの細かい部分はカットです。
KO画面だって、どんな画面が出てくるのか全く知りません!
なのに書くという無謀なことをやってしまっているわけですが、
そこら辺はあまり触れないであげてください。←
ただ、この2人の思いっきり悔しがっているバカ担当を
おもいっきり冷めた目で見ているクール担当の図を楽しんでいただければ幸いです。


それでは最後になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
またのお越しをお待ちしております。
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