トモシビ

消えゆく小さな命の灯火

冷たくなっていく身体

光を灯さない、輝きを失っていく瞳

消えた命の灯火は


もう戻ってきはしない


それを分かっているのに

『死』というものに囚われ続ける

辛かった？苦しかった？痛かった？

楽しかった？幸せだった？嬉しかった？

嫌いだった？鬱陶しかった？憎かった？

問い続けるのは、もう答えが返ってこないものばかり

そいつがどう思っていたかなんて分からない

でも、俺は


結構楽しかったよ


だから、おやすみ

イツワリ

歪んだ愛情と偽りの愛、偽りの慰め

夢から醒めた後の現実は悪夢

その悪夢の中で失っていく暖かさ

得るものは心の冷たさだけ

壊れて欲しい現実

壊れていく夢

悪夢の中で見る昔の幻は


ただの痛みにしかなりはしない


それでも人は夢を見て

再び悪夢へと戻ってくる

縋る夢は崩れ落ちて

そこから見えるのは

現実か、夢か、幻か

覚悟

覚悟は決めた

その道を進み続ける覚悟を

後は―――――――――――――


歩いてその先へ進むだけ


また迷う事もあるかもしれない

あの時引き返しておけばと、思う事もあるだろう

それでも、今は歩いていこう

取り敢えず、進み続けよう


この棘の道を

優しい君へ

「何も出来ない私がめげそう」

って、君は言ってくれたね

そんな事言われると、僕ももっと辛くなっちゃうよ？


なんてね


優しい君は一緒に傷ついてくれるんだね

でも僕は一緒に傷ついてほしくなんかないんだ

君がとて大切だから

君にはいつも、笑っていてほしいから

だからね、自分を責めないで？

何も出来ないなんて言わないで？


僕は君という存在に助けられてるんだから


だから、僕の傍で笑っていて

僕はその笑顔があれば十分だから

傍にいてくれるだけで、救われるから

瞳

真っ直ぐな想いと

光を灯した真っ直ぐな瞳


とても綺麗で、とても羨ましくて


とても悲しくて、とても寂しかった


私はもう折れてしまいそうだったから

独りで置いてかれるような気がしたから

だから真っ直ぐに進もうとしているあなたが


キライだった


そんなあなたを見てて、惨めな思いになるから

でも、そんなあなたが私は好きなの

だから進んで

私の分まで

真っ直ぐに

ずっとずっと

真っ直ぐ、向こうまで