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月灯りの下

闇の世界に差し込む光を追い求めて

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子供のような願い事

「みんな仲良く、いつまでも一緒に」


幼い頃の願いはなんて
純粋で、無垢で、
それでいて


無知だったんだろう


いろいろな事を知ることによって
そんな願い事が叶わない事も知った

それならいっそ、ヒトリの方がマシだと思いつつも
ふと人恋しさに駆られ、ふと逢いたくなる人が脳を過ぎる


だから

「自分の傍にいてくれる人の傍に、いつまでも一緒にいられますように」

これが今の願い事


(え?あまり変わってないって?)
(それでも、いいと思う願い事を)
(これでも僕なりに考えた結果なんだ)
(たとえそれが、子供のような願い事だと言われても)



お題『05/子供のような願い事』
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猫になる

私は猫に憧れる


猫のように、自由気ままに

何者にも縛られず

色々な柵に囚われず

私が私でいられればいいのに

どこか遠くへ、行ければいいのに


私の首輪はとれないし、締まっていく一方だけど

自由気ままな猫に首輪なんて似合わない

猫は自由気ままに生きているからこそ

私はその姿に憧れるから


ねぇ、猫さん

あなたは今日は

私をおいて

どこへ行ってしまうの?



お題『04/猫になる』

刻む

刻め

その身体に

刻め

その記憶と言う名の記録に

刻め

魂に


人なんていう脆い存在は、いつ死ぬかなんてわからない

誰が死のうがお構いなしに、世界は回り続ける

だからと言って、その人間が生きた証はすぐには消えない

誰かが覚えている限り

魂に刻んだ己の生き様がある限り

生き続けるんだ


だから生きろ

一生懸命生きろなんて言わない

今この時間、この瞬間は一度きり

生まれ変わったって、『自分』としてのこの人生も一度きり

自分の生き様を貫くことが大事なんだ


だから、刻め

その身体に

刻め

その記憶と言う名の記録に

刻め

魂に

自分が生きた証を

自分が貫く証を

刻め



お題『03/刻む』

密かに送るメッセージ

君は気付いていなかったでしょ


教室の片隅に座って、窓から入る風に髪を遊ばせている君

僕はずっと、そんな君のことが気になっていた

声を掛けようか迷って迷って

結局、声を掛けるのが遅くなっちゃったけど

それでも僕は、心の中では君にずっと話しかけていた


そんな僕の、密かに送るメッセージ



君は気付いていないだろうし、これからも気付かなくていいと思う

だって、なんか恥ずかしいし

今こうして、君といられることが

何よりも嬉しいから


(でも実は、僕は今も、密かにメッセージを送っている)
(「これからも、僕と一緒にいて、僕の隣で笑っていてね」って)
(このメッセージは、君に届くかな?)



お題「02/密かに送るメッセージ」

消えない事実

事実というのはどう足掻いても、消えないものは消えてくれない

本当に消えてほしい事実こそ、奥深くまで根付いている

こんなに根付いていれば、どんだけ頑張っても消えないのは当たり前のこと

だったら――――――――――……


全部背負って進むまでだ


どれだけ考えようと、足掻こうと、消えないものは消えないし

それこそ逆に、もっと奥深くまで根付き食い込んでくる

自分からわざわざ、そんなもん育てる必要ないだろう?


上等じゃねェか

俺は、いいもんもわるいもんも全部背負って

最期の時に、俺が背負ってきたもんが如何様なものか

この眼で拝んでやるよ


だから振り落とされるんじゃねェぞ



お題「01/消えない事実」

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