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月灯りの下

闇の世界に差し込む光を追い求めて

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wish

眠りに就くのが嫌だった。

朝が来なければいいと思った。



朝が来なければ、この螺旋のような日々から抜け出せる気がしてた。

だからといって、この日常をぶち壊す勇気なんてなかった。



今日まで日常に迎合して作り上げてきたものを
全て壊してしまう勇気なんて、私にはなかった。



今までの私を否定するに等しい行為をするなんて、私にはできない。



たとえ、
忙しさの波に呑まれ、夢が過去になったとしても。

たとえ、
自分のいたい場所がだんだん消えていくことになったとしても。



私は螺旋に抗いたいと思いながら、

螺旋に流される続けるのだろう。





(日常から抜け出す勇気がない、そんな私の)
(ささやか過ぎる、小さくて無意味な抵抗)
(嗚呼、朝が来なければいいと、)
(毎晩祈り続けてる。)
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