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月灯りの下

闇の世界に差し込む光を追い求めて

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DarkNumber-暗数-

生きることはあんなにも難しかったのに、死ぬことはとても簡単だ。そして、生かすことも難しく、殺すことも簡単だ。だから、あの殺す方の薬も事が起こってすぐに出来たんだろう。……まったく、脆いなァ人間は。そのくせ変に頑丈で。ほんと、嫌になる。
 確かにあの男が言ったように、俺は生きている。何をしても法で裁かれない、道徳にも縛られない、そんな存在になって。何にも縛られない、柵のない自由な世界に俺達はいる。俺自身は満足している。……それでも。俺は"アイツ"がいたから在るのに。"アイツ"を犠牲にして、こうして在る。"アイツ"はこの世界にいたくなくて。普通の世界にいたかった。それなのに俺は、この道を選んだ。………………ごめん。

             
 遠くで彼がそんなことを伝った。仕方のない、ことなのに。優しいね、って云ったら、馬鹿かって伝われた。






第三人格   和歌
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DarkNumber-暗数-

息が切れる。

 辺りは闇が支配して。

 聞こえるのは、自分の荒い呼吸と心音だけ。






第二人格   荒夜

※流血シーンあり

DarkNumber-暗数-

女か    男か

被害者か   加害者か

生者か    死者か

人間か   化け物か


私達は、様々な境界線が交差する歪な世界で生きていた。





第一人格   快音

Q.今年の抱負はなんですか?-血塗れアリス編-

「?ホーフ?」

『Resolution……要するに、今年一年で成し遂げたいことや決意のことです』

「なるほど!アリスって物識りだね。んー、成し遂げたいこと~成し遂げたいこと~……アリス」

『はい?』

「アリスともっと出掛けたいというか、遊びに行きたい、かな~なんて」

『……私は殺し屋ですよ?』

「わかってるけど、友達なのは変わらないんだし、それも個人的には辞めて欲しいんだけどぉ」

『それは無理です』

「この頑固者」

『頑固者で結構です』

「そういうアリスは?」

『成し遂げたいこと、ですか?それは……、"意味"を見つけることですけれど、今年中に見つけられるかどうか……』

「?」

『かと言って、仕事を完璧にこなすというのも、成し遂げたいというか成し遂げなければならないことですし……』

「じゃあさ!決められないなら、アリスも私と同じホーフにすればいいんだよ!」

『同じ、ですか?』

「そ!去年よりももっと出掛けて、もっと遊びに行く!美味しいものとか食べに行こうよ!」

『……仕事の都合上、約束はできませんよ?』

「いいよ、成し遂げたいことだもん。願望も2人で願っていれば現実になるよ!」

『……そこまで言うのなら』

「うん!ありがとう!」

そして願わくば、彼女の仕事を辞めさせられますように……。





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"意味"については、また本編の方で出てきます。近いうちに。
アリスは超現実主義者、シエナは理想主義者だったりします。

4日連続短編連載(?)達成!!……よかった~、できて。←
次は長編に戻り、去年最後に上げそこねた「血塗れアリス」をアップします。
……まだ書き終えていませんが;(オイ)
その前に、機関誌に載せていただいたのを加筆修正したものをあげようか
迷っているので、そちらになるかもしれません。

4日間、お付き合いくださりありがとうございました!
優柔不断ですが、今年もよろしくお願いします。

Q.今年の抱負はなんですか?-特使編-

『明けましておめでとうございます』
「本年もよろしくお願いします」


『さてさて、今年の抱負っていうことだけど、秋木くんの抱負は?』

               ここ
「やっぱり巡査長になるために特使で修行する!ってことっスかね」

『あら、意外と野心家』

「ずっと巡査は嫌っスよ、流石に。それに、やっぱり目に見えた成長が欲しいですよ俺も」

『人間、目に見えないと不安だもんね~』

「そういう先輩は?昇進しないんスか?先輩なら警視くらい簡単になっちゃいそうなのに」

『そう簡単に言ってなれるもんじゃありません。……まぁ、合格しても昇進は何度か蹴ってるけど

「ちょ、何気にボソッとコワイこと言わんでくださいよ!」

『私の抱負はやっぱりアレかしら。"幻のレシピ大公開!幻の職人がおくる!幻のお菓子特集!"のお菓子を完食する』

              らん
「……それってお菓子をつくる嵐くんの負担になってる気がするんですが?」

『何を言ってるの秋木くん!!女の子が甘いお菓子を食べるのに、どれだけのリスクを背負ってると思ってるの!!』

「だったらそんな抱負は止めたほうがいいんじゃないんスか?」

 『何かしらのリスクを負うから抱負なんでしょ。というか、これは私の野望よ!世界征服ならぬお菓子征服みたいな!……!

「もうどうしろと?」

『ああ、そうそう、秋木くん』

「はい?」

『昇任の件だけどね、私は何度か昇進を蹴って警部に落ち着いてるっているっていう設定らしいけど、その実、私たちの階級、まだ迷ってるらしいわよ?』

「……は?迷ってるって誰が?」

『作者が』

・・・・・・・・・・・・・・

『おまけに私たち、成長するかも危ういらしいしね~。所謂"サザエさん方式"』

「……マジっスか」

『マジっすよ~』

~~~ッ!!新年早々そういう人の夢を壊すような発言や裏事情的発言は止めてください!!





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この話は年齢設定とかまだ確定していないという、杜撰という名の曖昧さを残しているところがあるので困ったものです。(オイ)
昇任試験の他に年齢制限というのか、何年役職に務めていれば、 という条件も付いてきたりするので……;

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